【P-MAX】チャネルのパフォーマンスレポートの活用法!チャンネル別成果を可視化する

【P-MAXの新機能】 チャネルのパフォーマンスレポート 追加!

Google広告の P-MAX(Performance Max)は、複数の Google チャネルを横断して配信できる強力なキャンペーン形式ですが、「どのチャネルが実際に成果を出しているか」はブラックボックス化しがちでした。
しかし、最近「チャネルのパフォーマンスレポート(Channel Performance Report)」という新機能がベータ版として追加され、P-MAX が各チャネルでどのように成果を出しているかを可視化できるようになりました。

本記事では、まずP-MAXが抱えていた課題のおさらい、新機能の概要を紹介し、どのようにこのレポートを活用してチャネル設計や運用改善につなげるかアイデアを提案します。

目次

P-MAXが抱えていた課題について

まずはP-MAXが抱えていた課題について振り返っておきます。

冒頭でお伝えしたとおり、P-MAXは長らく

コンバージョンは獲れるんだけど、どの経路から獲れているのかが公開されず、ブラックボックスされている…

という問題がありました。

また、コンバージョンは獲れるんだけど、コンバージョンしてから先の売上(LTV)があまり良くないケースもあったりと

見た目のパフォーマンスは良いけど、中身は微妙なこともあるキャンペーンタイプ…

と私は実感していました(もちろん中身も良い場合もあります!クライアント様によりけりです)

加えて、クライアント様に説明する際にもブラックボックス化されているため詳しく説明ができないというジレンマもありました。

こういった課題が今回の「チャンネルのパフォーマンス」レポートである程度改善されました!

「チャネルのパフォーマンスレポート」について解説

チャネルのパフォーマンスレポートはP-MAXの「分析情報とレポート」の項目に追加された新しいレポートです。

※2025年9月28日現在、一部のアカウントにのみ追加されているようです。

チャネルのパフォーマンスの画面

上図のような形で、特定のP-MAXキャンペーンでの表示回数、インタラクション(クリック数、エンゲージメント)、結果(コンバージョン)の数と、どの配信チャネルから結果が発生したのかを確認することができます。

チャネルのパフォーマンスレポートについてGoogle公式は以下のように述べています

Google のすべてのチャネルとインベントリにおける P-MAX キャンペーンのパフォーマンスと、各チャネルが全体的なコンバージョン目標にどのように貢献しているかを明確に把握できます。

Google広告ヘルプ

つまり、どのチャネルからの流入がコンバージョンに貢献したか明確に可視化してくれたということです。

今まではどのチャネルからコンバージョンしたかがわからず「おそらく検索結果からのCVだろう」と推察するしかなかったのが明確にわかるようになりました!

「チャンネルのパフォーマンス」の活用

ただし、あくまでP-MAXの配信チャネルが可視化されただけであり、P-MAXによる配信面をコントロールできるわけではありません。

というか、コントロールできてしまうとP-MAXのAIをフル活用したターゲティングに支障が出てしまいます…

では、このチャンネルのパフォーマンスレポートをどのように活用するべきか私見を述べたいと思います。

コンバージョンを獲得しやすいチャネルを把握し別キャンペーンで配信

例えば、前述の図では検索ネットワークとYoutubeへの配信がコンバージョンに貢献していると示されていました。

これを受けて、リスティング広告の企画や予算の増額を検討したり、デマンドジェネレーションを使ってYoutubeへの配信を強化するといった施策を検討できます。

P-MAXのAIによって得られたデータを別のキャンペーンで活かすというアイデアです!

コンバージョンを獲得できていなかったチャネルは認知拡大用にしてみる

前述の図のDiscover、Gmail、ディスプレイ、マップではコンバージョンへの貢献が認められませんでした。

裏を返せば、検索ネットワークとYoutubeはコンバージョン獲得用チャネル、その他のチャネルは認知拡大用チャネルと割り切り、その他のチャネルについては低予算で認知獲得を目指す運用を試してみるのはアリかなと考えました。

あくまでアイデアですので今後検証は必要です

まとめ

今回、P-MAXに「チャネルのパフォーマンス」が追加されたことで、P-MAXにおいてコンバージョンに貢献している配信チャネルが明らかになり、逆に貢献していないチャネルも可視化できるようになりました。

P-MAXで得られた情報を元に既存のキャンペーンを調整したり、新規キャンペーンを企画したりと出来ることが増えそうな予感がしました。

ぜひ皆様もP-MAXの「レポートと分析情報」に「チャネルのパフォーマンス」の項目が追加されていないか確認してみてください!

Google公式ヘルプ:P-MAX のチャネル パフォーマンス レポート(ベータ版)について

お仕事のご相談・お問合せ

記事を読んでくださりありがとうございました!インターネット広告の運用代行でしたら当方にお任せください!

オンラインミーティングにて無料相談を受け付けております。何かお困りごとなどございましたら、以下の公式LINEまたはフォームからお気軽にご相談ください。ご相談内容を確認させていただき、できる限り速やかにお返事させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします!

以下お問い合わせフォームになります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Web制作会社のデジタルマーケティングセクションでインターネット広告の運用とウェブサイトの解析を学んだ後にフリーランスとして独立しました。
大企業から中小企業、多様な業種のお客様からインターネット広告の運用をお任せいただいています。
手数料をパーセンテージで取らないスタンス、小回りの利く丁寧な広告運用でお客様から好評をいただいています。

コメント

コメントする

目次