真策堂

チーフSNSマネージャー養成講座|教える側にまわる認定講師とは

SNS担当者が育たず運用が属人化している、外部研修コストが重いと感じる管理職・担当者へ。上級資格者が「教える側」に回るチーフSNSマネージャー養成講座の制度・向き不向きを、広告運用者の視点で整理しました。

ℹ️ 本記事はアフィリエイトプログラム(一般社団法人ウェブ解析士協会)による収益を含みます。料金・制度は変わることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください(本記事は2026年7月時点)。

この記事のポイント

  • チーフSNSマネージャー養成講座は、上級SNSマネージャー資格者が「教える側」に回るための認定講師養成講座です
  • 受講には上級資格が前提。料金・講座形式は公式ページで直接の裏取りができず、現時点では「公式要確認」扱いにしています
  • 求められるのはテクニカル・ヒューマン・コンセプチュアルの3スキル。プレイヤーとして優秀なだけでは足りません
  • SNS運用の属人化・教育コストに悩む法人の「内製講師育成」という角度でも価値があります
  • 個人にとっては、独立・副業の講師業という新しいキャリアの選択肢にもなり得ます

SNS担当者が「育たない」現場のリアル

広告運用やマーケティング支援の現場にいると、SNS運用のこんな相談をよく受けます。

「うちのInstagram、担当してた子が辞めたら急に投稿の質が落ちた」 「上級SNSマネージャーの資格を持ってる社員はいるけど、その人しか運用のコツを分かっていない」 「新しく入った担当者に教えようにも、教える側にノウハウを言語化するスキルがない」

これ、実はよくあるパターンです。SNS運用がうまい人と、SNS運用を「教えられる」人は、まったく別のスキルセットなんですよね。プレイヤーとして数字を出せる人が、必ずしも他人に体系立てて説明できるとは限りません。運用センスは属人化しやすく、担当者が異動・退職すると一気にノウハウが消えてしまう。これはSNS運用に限らず広告運用の現場でもよくある「引き継ぎ資料はあるのに、運用の勘所だけは口伝でしか残っていない」という問題と構造がそっくりです。

こうした「教える人がいない」問題に対して、外部の研修会社に丸投げするという選択肢もありますが、継続的に発注するとコストがかさみますし、自社の商材やブランドトーンに合わせたカスタマイズも限界があります。だったら、社内に「教えられる人」を育てたほうが長期的には安上がりなのでは──という発想から出てくるのが、今回取り上げるチーフSNSマネージャー養成講座です。

チーフSNSマネージャー養成講座とは何か

WACA(一般社団法人ウェブ解析士協会)が運営するSNSマネージャー養成講座は、初級 → 上級 → チーフの3段階で構成されています。取得は必ず下から順番で、上級を受けるには初級資格が、チーフを受けるには上級資格が前提条件になります。

3段階の役割分担

段階位置づけ前提資格
初級SNSマネージャーSNSの基本操作・特徴を学ぶ入門段階なし
上級SNSマネージャー企業SNSの「運用管理者」になるための実務段階初級資格
チーフSNSマネージャー初級・上級講座を開催できる認定講師になる段階上級資格

チーフの位置づけは明確で、「初級・上級講座を開催できる認定講師を養成する講座」です(出典: WACA公式サイト)。つまりチーフは「もっとSNS運用がうまくなるための講座」ではなく、「他人にSNS運用を教える側に回るための講座」という、これまでの初級・上級とは性質が違うステップだと理解しておく必要があります。

もし基礎からSNS運用を学びたい段階なら、まずは初級SNSマネージャー養成講座とは?SNS運用の入口を体系化、実務での運用管理者を目指す段階なら上級SNSマネージャー養成講座|企業SNSの運用管理者になるを先に確認しておくと、チーフがどういう立ち位置なのか掴みやすいと思います。

受講条件・料金・講座形式(分かっている範囲で)

ここは正直に書きますが、チーフSNSマネージャー養成講座は公式ページ上での情報開示が初級・上級に比べて薄く、料金・講座形式について直接の裏取りができませんでした。

分かっていること・未確認なこと

項目内容
受講前提上級SNSマネージャー資格者(公式ページに明記あり)
講座形式未確認(公式講座ページに時間・日数の明記なし)
受講料未確認(公式ページ上は非掲載。検索結果上で「20万円+税・3日間」との記載を見かけましたが、公式ページで裏取りできていないため本記事では採用しません)
求められるスキルテクニカルスキル / ヒューマンスキル / コンセプチュアルスキルの3つ
年会費(正会員)6,600円(税込・2026年時点)

料金・日程が読者の意思決定に直結する情報である以上、ここは断定せず、必ず公式サイトで最新の料金・開催日程を確認してから申し込むのが安全です。上級・初級は公式ページで料金が明記されているのに対し、チーフだけ非公開に近い扱いになっているのは、おそらく開催頻度が少なく個別案内・都度見積もりに近い運用をしているためではないかと推測しますが、これも確認できた事実ではないので参考程度にとどめてください。

この「情報の薄さ」が意味すること

料金や講座形式が公開されていないという事実そのものが、実は読者にとって重要なシグナルです。

初級・上級は「講座を受けて資格を取る」までが目的なので、誰でも申し込める形で情報がオープンになっています。一方チーフは「認定講師になる」という、WACAという組織の看板を背負う立場に関わる講座です。組織の教育品質に直結するぶん、誰でもホイホイ受けられる設計にはなっていない可能性が高いと考えられます。事前に上級資格の取得を必須にしているのも、単なる知識だけでなく、実際にSNS運用の現場を経験した人だけを講師候補にしたい、という意図があるのではないでしょうか。

つまりチーフは「資格コレクション」の延長線上にある講座というより、「教える側としての適性を見極められる」タイプの講座だと捉えたほうが実態に近いと思います。申し込む前に、まずは公式サイトから直接問い合わせて、最新の料金・日程・開催有無を確認するところから始めることになりそうです。

他の選択肢との比較

「教える側になる」というゴールに対して、チーフSNSマネージャー養成講座以外にもいくつかルートはあります。

選択肢メリットデメリット
チーフSNSマネージャー養成講座体系化されたカリキュラム、WACAの認定講師という客観的な肩書料金・日程が非公開に近く要問い合わせ、上級資格が前提
社内勉強会を独自に設計コストゼロに近い、自社商材に完全カスタマイズ可能教え方の型がなく属人化しやすい、講師役の負担が大きい
外部研修会社への継続発注プロによる質の高い研修が受けられる継続コストがかさむ、社内にノウハウが残りにくい
実務経験のみで自己流講師誰でもすぐ始められる体系だっていないため教える内容にムラが出やすい

こう並べてみると、チーフSNSマネージャー養成講座の強みは「教え方そのものを型化してくれる」という点にあると思います。独学や自己流での社内講師は、教える人のセンス頼みになりがちで、結局また属人化を生みかねません。テクニカルスキル・ヒューマンスキル・コンセプチュアルスキルという3つの観点が明示されているのも、単に知識を伝えるだけでなく「相手にどう伝わるか」「組織としてどう機能させるか」まで含めて設計されている証拠だと考えられます。

向いている人・向いていない人

向いている人

  • 上級SNSマネージャー資格を持っていて、社内で後輩や他部署にSNS運用を教える機会がある人
  • フリーランス・副業として、企業向けにSNS運用研修や講座を提供したい人
  • 社内のSNS運用が属人化していて、標準化・内製研修化を進めたいマーケティング責任者
  • 自分の実務経験を「型」として言語化し、再現性のある形で人に伝えたい人

向いていない人

  • まだ上級SNSマネージャー資格を持っていない人(そもそも受講前提を満たしません)
  • SNS運用そのもののスキルアップだけが目的の人(それなら上級で十分なケースが多いです)
  • 教える・研修設計に興味がなく、あくまでプレイヤーとして現場で手を動かし続けたい人

実務での具体的な使い方

チーフの資格が生きる場面は、実際の広告運用・SNS運用支援の現場でいくつか想像できます。

社内研修の設計では、新しくSNS担当になった社員に対して、単発のOJTではなく「初級→上級」相当の内容を体系立てて教えられるようになります。属人化していたノウハウをカリキュラム化できれば、担当者が変わっても運用品質が落ちにくくなります。

クライアント向けの勉強会では、広告代理店やコンサルタントが「運用を代行する」だけでなく「クライアント社内にSNS運用の目利き力をつけてもらう」提案ができるようになります。インハウス化支援の文脈では、単に運用を巻き取るのではなく、クライアントの担当者自身が判断できるようになるための教育まで含めて提案できると、契約の付加価値が上がります。

独立・副業講師としての活動では、WACAの認定講師という肩書自体が、企業研修の受注時に「なぜこの人に頼むのか」を説明する客観的な材料になります。実績や自己申告のスキルだけでは伝わりにくい信頼性を、資格という形で補完できるのは大きいと思います。

🔰 初級 SNSの基本を学ぶ 📈 上級 運用管理者になる 🎓 チーフ 教える側に回る

求められる3スキル テクニカル / ヒューマン / コンセプチュアル
図:初級→上級→チーフの3段階と、チーフで求められる3つのスキル

デメリット・注意点は正直に

いいことばかり書いても実態と乖離するので、注意点も正直に書いておきます。

まず、料金・講座形式が公式ページで確認できないため、申し込みまでのハードルとして「まず問い合わせる」という手間が発生します。初級・上級のように「サイトを見ればすぐ料金がわかる」講座と比べると、意思決定の速度は落ちます。

次に、上級資格が前提なので、いきなりチーフから始めることはできません。初級→上級だけでも受講料の合計は121,000円(税込・33,000円+88,000円、2026年時点)に加えて年会費6,600円がかかるため、チーフまで到達する総コストは決して小さくありません。

また、認定講師になったからといって、自動的に講師の仕事が舞い込んでくるわけではない点も注意が必要です。資格はあくまで「教える側に回るための土台」であって、実際に研修案件を獲得する営業力や、社内で研修を任せてもらえる信頼関係は別途必要になります。ここは資格取得後の自分の動き方次第、という前提で考えておいたほうがいいと思います。

「意味ない?」への実態ベースの回答

SNS系の民間資格全般に対して「意味ないのでは」という声を見かけることがあります。チーフSNSマネージャー養成講座に関して言えば、判断基準はシンプルで「教える側に回る予定があるかどうか」に尽きます。

自分自身がプレイヤーとしてSNS運用を続けるだけなら、チーフまで取る必要性は薄いです。上級資格で十分に実務対応できる設計になっています。一方で、社内の後輩育成・クライアント向け研修・独立後の講師業といった「人に教える」機会が具体的に見えているなら、体系化されたカリキュラムと客観的な肩書がある分、自己流で教え方を模索するより近道になり得ます。資格そのものに意味があるかどうかより、「自分がこれから何をしたいか」に対して資格が手段として噛み合うかどうかで判断するのが実態に近いと思います。

よくある質問

Q. チーフSNSマネージャー養成講座はどんな人向けですか? 上級SNSマネージャー資格を持っていて、社内やクライアント向けにSNS運用を教える立場になりたい人向けの講座です。プレイヤーとしてのスキルアップより、教える側のスキル習得が目的になります。


Q. 上級資格がなくてもチーフ講座は受けられますか? 受けられません。公式ページで上級SNSマネージャー資格者であることが受講前提として明記されています。まずは初級・上級を順番に取得する必要があります。


Q. 受講料はいくらですか? 公式ページ上で金額の明記が確認できませんでした。検索で「20万円+税・3日間」という情報を見かけましたが、公式で裏取りできていないため本記事では採用していません。必ず公式サイトで最新の料金をご確認ください。


Q. チーフ資格を取ると何ができるようになりますか? 初級・上級SNSマネージャー養成講座を開催できる認定講師になれます。社内研修の講師役や、独立・副業での講座提供といった活動につなげられます。


Q. 法人として社員に取らせるメリットはありますか? SNS運用の属人化を解消し、社内に「教えられる人」を育てられる点が大きいと思います。外部研修に継続発注するよりも、長期的には内製化による費用対効果が見込めるケースもあります。ただし人数分の受講料・年会費がかかるため、対象者を絞って検討するのが現実的です。


Q. まずは何から始めればいいですか? 上級資格をまだ持っていない場合は、初級SNSマネージャー養成講座から順番に進めるのが唯一のルートです。すでに上級資格をお持ちなら、チーフ講座の公式ページから料金・日程を問い合わせるところから始められます。

まとめ

SNS運用の現場で本当に困るのは、「うまい人が辞めると一気に品質が落ちる」という属人化の問題です。チーフSNSマネージャー養成講座は、その根っこにある「教えられる人がいない」という課題に対して、上級資格者を認定講師として育てるという形で答えを出そうとしている講座だと理解しました。

料金・講座形式については公式ページ上での開示が薄く、本記事では断定を避けています。申し込みを検討する際は、必ず公式サイトから最新の料金・日程・開催有無を確認したうえで判断してください。個人としてキャリアの幅を広げたい人にも、社内のSNS運用を内製化・標準化したい法人にも、「教える側に回る」という選択肢自体は検討する価値があると感じます。

まずは公式サイトのチーフSNSマネージャー養成講座のページで、最新の受講条件・料金を確認するところから始めてみてください。上級資格がまだの方は、上級SNSマネージャー養成講座|企業SNSの運用管理者になるから順番に進めるのが確実です。

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