Web制作のスキルをどう調達するか|内製・外注・採用・学習の4択をコストで並べる
Web制作の見積もりが妥当か判断できない、毎回の修正を外注するたび待たされる——そんな悩みに、内製・外注・採用・学習の4択をコストで並べて答えます。WEBCOACHという学習の選択肢が向く人・向かない人も具体的に整理しました。
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この記事のポイント
- Web制作のスキル調達は「内製・外注・採用・学習」の4択で考えると整理しやすい
- まずお金をかけずにできることがある。ノーコードでの試作、公式ドキュメント、既存サイトの軽微な修正は無料で進められる
- 学習でスキルを買う場合、WEBCOACHは475,600円からで、分割なら月々9,800円からという案内がある(総額と条件は公式で確認を)
- 修正だけなら学ぶより外注のほうが安いケースもある。事業の伸ばしどころが制作でないなら投資先を見直したほうがいい
- 無料カウンセリングに行くなら、聞くべきことをリスト化してから臨むと判断の精度が上がる

こんな場面、心当たりありませんか
1行の修正を待つだけで数日かかる現場
「トップページのお知らせを1行差し替えたいだけなのに、制作会社に連絡してから反映まで3日かかる」「見積書に『コーディング一式 15万円』と書いてあるけど、これが妥当なのか高いのか判断がつかない」「担当者に何を任せるか決めきれないまま、なんとなく全部外に出している」——私は広告運用とLP改善を仕事にしているので、こういう相談をよく受けます。
私自身、自社サイト(shinsakudo.com)を数年前にWordPressから静的サイト(Astro)へ自分で移行しました。記事の公開・デプロイをコードから回す仕組みも自分で組んでいます。この経験から言えるのは、「Web制作のスキルをどこまで自分たちで持つか」は、センスや根性の問題ではなく、単純にコストの比較の問題だということです。
この記事では、Web制作のスキルを調達する方法を「内製・外注・採用・学習」の4つに分けて、それぞれのコストと向き不向きを並べます。WEBCOACHのようなスクールは、あくまでこの4つ目の「学習」という選択肢の中の1つの手段です。最初からスクールを勧める記事にはしません。
Web制作のスキル調達、4つの選択肢を並べる
まず全体像です。Web制作に関わる作業をどう回すか、大きく分けると次の4パターンになります。
| 選択肢 | 初期コスト | ランニングコスト | スピード | 向いている場面 |
|---|---|---|---|---|
| 内製(自分でやる) | 学習時間(数十時間〜) | ほぼゼロ | 慣れれば速い | 軽微な修正が頻発する |
| 外注(都度依頼) | ゼロ | 案件ごとの費用 | 依頼〜納品まで日数 | 修正頻度が低い・専門性が必要 |
| 採用(人を雇う) | 採用コスト+人件費 | 月給・社保等 | 常時対応可 | 制作業務量が継続的に多い |
| 学習(スクール等) | 数万〜数十万円 | 教材利用は継続可 | 学習期間分の遅れ | 中長期でスキルを内製化したい |
この4つを並べるだけで、実は多くの人が「自分の状況ならどれが安いか」を見誤っていることに気づきます。たとえば月1〜2回の文言修正のためにスクールで数十万円払うのは、コストで見ると割に合わないことが多いです。逆に、毎週のようにLPのA/Bテストで文言や画像を差し替えているなら、外注の都度費用のほうが積み上がって高くつきます。
まず無料でできることを先にやる
お金をかける前に、無料でできる範囲を確認しておくべきだと思います。私が発注側の相談を受けるときも、最初に聞くのはここです。
- ノーコードツールで試作してみる:STUDIOやWordPressの標準エディタなど、無料プランがあるツールで簡単なページを1枚作ってみると、「自分にどこまでできそうか」の肌感がつかめます
- 公式ドキュメントで基礎を追う:HTMLやCSSの基本構造、WordPressなら管理画面の使い方は、公式のヘルプページやMDN Web Docsのような一次情報だけでもかなり進みます
- 既存サイトの軽微な修正だけ自分でやってみる:文言の差し替え、画像の入れ替え、お知らせの投稿などは、CMSの管理画面が使えれば制作会社を挟まなくてもできることが多いです
ここまでやってみて「思ったより自分でできる」と感じるか、「触るのが怖い、時間もかかる」と感じるかで、次に進む方向が変わります。前者なら内製の比重を上げればいいし、後者なら外注や採用のほうが合理的です。私も最初にAstro移行を検討したとき、まずローカル環境でビルドを試して、レイアウト崩れが起きないかを手元で確認してから本番切り替えに進みました。いきなり本番で試すのはリスクが高いので、無料の範囲で試せることは先にやっておくべきです。
外注という選択肢のコストの見方(発注側向け)
図1: 見積書の内訳を5項目に分解する図
外注のコストは「案件費用」だけでなく「判断コスト」も含めて考える必要があります。見積もりの妥当性を判断できないまま発注していると、高い安いの前に「何にお金を払っているか分からない」状態になりがちです。
見積書の項目を分解すると、だいたい次のような要素に分かれます。
- デザイン(ワイヤーフレーム・ビジュアル)
- コーディング(HTML/CSS/JS、CMS組み込み)
- ライティング(コピー・原稿)
- ディレクション(進行管理)
- 保守・更新対応
発注側に必要なのは、これらを全部作れるようになることではなく、「この項目は何の作業で、なぜこの金額なのか」を質問できる程度の理解です。たとえば「コーディング一式」とだけ書かれた見積もりに対して、「レスポンシブ対応込みですか」「CMS組み込みは別項目ですか」と聞けるかどうかで、発注の精度がかなり変わります。ここは体系的なスクールに通わなくても、公式ドキュメントを読んだり、後述するウェブ解析士のような講座で「制作の全体構造」を学んだりすれば身につきます。
人を採用するという選択肢
採用面接で人件費を頭の中で計算する経営者
制作業務が継続的に多い(毎週複数のLPやページを更新している、複数事業のサイトを抱えている等)場合は、採用という選択肢も出てきます。ただし採用コストは求人広告費・採用工数・入社後の教育コストまで含めると、想像より重くなりがちです。加えて、Web制作は技術の変化が速い領域なので、採用してもキャッチアップのための学習コストが継続的にかかります。
私の感覚では、採用が合理的になるのは「制作業務が事業のボトルネックになっている」ときです。逆に、制作は月に数件程度で、事業の伸ばしどころが広告運用や営業にあるなら、採用より外注や内製の組み合わせのほうが投資対効果は高いと思います。
学習という選択肢|独学とスクールの分岐点
内製の比重を上げたい、あるいはキャリアや副業として制作スキルを身につけたい場合、選択肢は「独学」か「スクールなどの体系的な学習サービス」に分かれます。
独学のメリットはコストがほぼゼロなことですが、私自身がコードを書いて自動化やサイト構築をしてきた経験から言うと、独学で一番時間を溶かすのは「何を学べば実務で使えるのか」の順番を自分で決めなければいけないところです。情報が無限にある分、遠回りしやすい。逆に言えば、体系化されたカリキュラムと相談相手がいることの価値は、この「迷う時間」を買うことにあります。
ここでスクールという選択肢が出てきます。WEBCOACHは、公式の案内によるとWebデザインだけでなくWebマーケティング・Webライティング・ノーコード/コーディングを含む合計47のスキルを、1つのコースで学び放題という形式で提供しているそうです。学習コンテンツは卒業後も永久に閲覧できるとのことで、コーチは全員が現役のフリーランスで、採用率5%程度の選考を通過した人のみが担当する体制だと案内されています。受講生専属のコーチによる完全マンツーマンで、24時間質問可能、学習計画やモチベーション管理、将来の相談まで含めた定期的なコーチングがあるとされています。
WEBCOACHの料金と、数字の読み方
公式の案内によると、最も安いコースで475,600円からとのことです。分割払いを利用すると月々9,800円からに抑えられるという案内もあります。ただし分割の回数・金利・総支払額については、私が確認できた資料の範囲では明記されていませんでした。「月9,800円」という数字だけを見ると手頃に感じますが、これは分割時の月額であって、総額は475,600円からという点は必ず押さえておくべきです。分割の条件(何回払いか、金利は乗るのか)は、無料カウンセリングや公式サイトで具体的に確認してから判断することをおすすめします。
数字の読み方としてもう1つ大事なのは、「47のスキルが学び放題」という表現です。これは裏を返せば、47個すべてを均等に深く学ぶわけではなく、広く浅くカバーする設計だということです。デザイン・マーケティング・ライティング・コーディングを横断的に触れる形式は、「自分が何に向いているかまだ分からない」段階の人には向いていますが、「コーディングだけを短期集中で極めたい」人にはやや遠回りになる可能性があります。
向いている人・向いていない人
図2: 修正頻度で外注か学習かを分ける判断ツリー
正直に書きます。修正作業が月に数回程度なら、学ぶより外注し続けるほうが安いです。学習に数十万円と数十時間をかけても、その分の時間を本業に使ったほうが投資対効果が高いケースは普通にあります。事業の伸ばしどころが制作物のクオリティではなく、集客導線や広告運用にあるなら、そちらに投資すべきです。
一方で、次のような人には学習という選択肢が合理的だと思います。
- 副業・フリーランスとしてWeb制作を軸にしたキャリアを作りたい人(WEBCOACHの想定ターゲットは主に20代〜40代の女性とのことです)
- デザイン・マーケティング・ライティングを横断的に触れながら、自分の適性を探したい人
- 独学だと学習計画が続かない、相談できる相手がいないと挫折しやすい自覚がある人
逆に向かないのは、「特定の言語やツールだけを短期でピンポイントに習得したい」人、「すでに制作業務は外注で回っていて、内製化のメリットが薄い」人です。この場合は前述の外注・採用の比較に戻って考えたほうが早いです。
実務での具体的な使い方
制作スキルを内製化すると、実務のどこで効いてくるかを具体的に挙げます。私は広告運用とLP改善を仕事にしているので、この視点から言うと、一番効くのは「小さな改善サイクルを自分たちで回せること」です。
たとえばGA4やClarity(ヒートマップ・セッション録画)でLPの離脱ポイントを見つけたとき、外注だと「修正依頼→見積もり→納品」で数日から1週間かかりますが、内製できれば当日中にボタンの文言や配置を差し替えてテストできます。改善のPDCAが週単位から日単位に縮むのは、地味に大きな差です。
また、上級ウェブ解析士の学習では提案書やレポート作成の課題があり、そこで学んだ「現状分析→仮説→施策→効果測定」というフレームワークは、制作物を評価する側の視点を鍛えるのに役立ちました。制作を発注する側でも、この評価フレームを持っているかどうかで、外注先に出す指示の質が変わります。
デメリット・注意点を正直に
学習でスキルを買う場合の注意点も書いておきます。
- 学習期間中は成果が出ない:数十万円を払ってもすぐに案件が取れるわけではなく、学習と並行して実践する時間が必要です
- 総額の把握を怠ると後で困る:月々の分割額だけを見て契約すると、想定より総支払額が重いと感じることがあります
- カリキュラムが広いぶん、深さは自分で補う必要がある:47のスキルを横断的に扱う形式は、特定分野を極めたい人には物足りない可能性があります
これらは裏を返せば、「時間をかけてでも幅広く学びたい」「相談しながら学習計画を立てたい」人にとってはメリットに変わります。自分がどちらのタイプかを、無料でできる範囲(ノーコード試作・公式ドキュメント)を触ってから判断するのが安全です。
「意味ない?」への実態ベースの回答
Web制作系のスクールに対して「意味ないのでは」という声を見かけることがありますが、実態としては「目的と合っているかどうか」の問題だと思います。修正だけをしたい人が体系的なスクールに通えば、確かに過剰投資になりがちです。逆に、キャリアとして制作を軸にしたい人が独学で遠回りし続けるのも、時間というコストで見れば非効率です。
「意味があるかどうか」を判断するために、まず前述の無料でできる範囲を試してみて、それでも独学だと迷いが晴れない・計画が続かないと感じたら、無料カウンセリングで具体的な条件を聞いてみるのが現実的な進め方だと思います。
カウンセリングに行くなら、これを聞く
成果条件上、無料カウンセリングは「参加すること」自体に意味があります。ただし行くからには、その場で判断材料を持ち帰れるようにしておいたほうがいいです。聞くべきことをリストにしておきます。
- コースごとの正確な料金と、分割払いの回数・金利・総支払額
- 受講期間の目安(自分のペースでどのくらいかかるか)
- 47のスキルの内訳と、どの順で学ぶことになるか
- マンツーマンコーチのサポート範囲(質問対応の実際のレスポンス速度など)
- 卒業後、実際に案件獲得までどんなサポートがあるか
このリストを持って行けば、「なんとなく良さそうだった」で終わらず、他の選択肢(独学・外注コスト・採用コスト)と数字で比較できる状態で帰ってこられます。
よくある質問
Q. 制作を外注しているだけの立場でも、この記事は役に立ちますか? はい。内製する予定がなくても、外注のコスト構造(デザイン・コーディング・ライティング・ディレクション・保守の内訳)を知っておくと、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。学習まではしなくても、公式ドキュメントで基礎用語を押さえるだけでも発注の精度は上がります。
Q. 独学とスクール、結局どちらが安いですか? 金額だけ見れば独学のほうが安いです。ただし独学は「何を学ぶ順番で進めるか」を自分で組み立てる時間コストがかかります。修正頻度が少ない・急いでいないなら独学、キャリアとして早く形にしたいなら学習サービスの利用も選択肢に入ります。
Q. WEBCOACHの料金は本当に475,600円からですか? 公式の案内によるとそうなっていますが、コースによって変動する可能性があります。分割払いの月々9,800円からという案内もありますが、総支払額・回数・金利は公式で確認できていません。必ず公式サイトか無料カウンセリングで最新の金額を確認してください。
Q. 47のスキルを全部学ぶ必要はありますか? その必要はないと思います。カリキュラムとして47スキルが用意されているという案内ですが、実務で使うのは自分の目的に合った一部です。すべてを均等に学ぶというより、幅広く触れたうえで自分の軸を見つける形式だと捉えたほうが実態に近いと思います。
Q. 修正だけできればいいのですが、それでも学習は必要ですか? 必要ないケースのほうが多いと思います。月に数回程度の軽微な修正であれば、CMSの管理画面の使い方を覚える程度で十分なことが多く、スクールで学ぶよりも外注を続けたほうがコストで見ると安く済む場合があります。
まとめ
Web制作のスキルをどう調達するかは、内製・外注・採用・学習の4択で並べると判断しやすくなります。まずはお金をかけずに、ノーコードツールでの試作や既存サイトの軽微な修正、発注中の見積もりの内訳を項目ごとに聞いてみることから始めてみてください。それだけでも「自分でどこまでできそうか」「外注のどこにお金を払っているか」がかなり見えてきます。
そのうえで、キャリアとして制作スキルを軸にしたい、あるいは独学の遠回りを避けたいという人には、学習サービスも選択肢に入ります。WEBCOACHは475,600円からという料金で、47のスキルを学び放題、現役フリーランスのマンツーマンコーチが付くという体制だと公式で案内されています。詳しい料金体系やカリキュラムの内訳、分割払いの条件は、WEBCOACH公式サイトで確認するか、前述のチェックリストを持って無料カウンセリングに参加してみるのがいいと思います。
自分の状況(修正頻度・事業のボトルネック・キャリアの方向性)と照らし合わせて、4つの選択肢のどれが今のコストに見合うかを、まずは無料の範囲から確かめてみてください。気になる方はWEBCOACH公式サイトで最新の料金・コース内容を見てみるとよいと思います。
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