LINEヤフー広告のスクリプトに新ランタイムV202612、旧V202510は2027年1月に終了予定
LINEヤフー広告のスクリプト機能で、新しい実行環境V202612が2026年12月9日に公開予定です。旧版の終了日や既存スクリプトへの影響を、スクリプトを使う運用担当者向けに整理します。
本記事は2026年10月28日付のLINEヤフー公式発表にもとづく、2026年10月30日時点の情報です。仕様は変更されることがあるため、実際の運用前に公式ヘルプの最新情報をご確認ください。
この記事のポイント
- 広告スクリプトの新しい実行環境「V202612」が、2026年12月9日に公開される予定です。
- 旧版の「V202510」は、2027年1月12日に提供が終了する予定です。
- 既存のスクリプトは最新版へ自動で更新されますが、失敗した場合はメールで知らされます。
- 検索広告では終了済み広告タイプの設定値が消え、ディスプレイ広告では一部機能の呼び出し方が変わる予定です。
何が変わったのか
LINEヤフーは2026年10月28日、LINEヤフー広告のスクリプト機能について、新しいランタイム(スクリプトを動かすための実行環境)「V202612」をリリースすると発表しました。対象は検索広告とディスプレイ広告です。公開は2026年12月9日(水)の予定で、日程は変更になる場合があると案内されています。
あわせて、現在の旧ランタイム「V202510」は、2027年1月12日(火)に提供を終了する予定です。こちらも日程は変更される可能性があります。
既存のスクリプトは最新版へ自動で更新されます。自動更新ができなかった場合は、そのスクリプトを最後に承認したビジネスIDあてに、システムからメールが届くとされています。ランタイムはバージョンを選んで使えますが、公式は最新版の利用を推奨しています。
機能面の変更は二つ書かれています。検索広告では、提供が終わった広告タイプに対応するENUM(あらかじめ決められた選択肢の名前)が削除されます。該当する広告のデータ削除は2025年8月に完了していると記載されています。ディスプレイ広告では、一部機能のインターフェースなどが変更される予定で、詳細はリリース時に案内されるとのことです。
そもそもスクリプトとランタイムとは
広告スクリプトとは、広告アカウントの中で小さなプログラムを動かし、作業を自動化する機能です。たとえば、決まった条件の広告を一覧にしたり、設定を一括で変えたりする作業を、人の手を介さずに実行させる使い方が考えられます。
ランタイムは、そのプログラムを動かす土台にあたる部分です。プログラムが「広告」「キーワード」といった部品を呼び出すときの名前や決まりごとは、この土台のバージョンごとに定められています。バージョンが変わると、その決まりごとも少しずつ変わります。
ENUMは、「この広告はこの種類」というように、候補が固定された値に付けられた名前のことです。選択肢の一覧表のようなものと考えると分かりやすいと思います。インターフェースは、プログラムが機能を呼び出すときの入口の形を指します。入口の形が変わると、古い呼び出し方のままでは動かなくなることがあります。
広告運用の現場にどう影響するか
スクリプトを使っていない場合、今回の発表で必要になる作業は、公式の記載からは読み取れません。影響を受けるのはスクリプトを設定しているアカウントです。
公式は既存スクリプトが自動で更新されると説明しています。ただし、更新後も従来どおり動くかどうかについては、ページに明記されていません。そのため、特にディスプレイ広告で呼び出し方が変わる機能を使っているスクリプトでは、更新後に動作が変わる可能性があると考えられます。詳細はリリース時に案内される予定なので、その内容を待って確認することになりそうです。
検索広告については、終了済みの広告タイプを指定している部分があると、ENUMの削除によってエラーになる可能性があります。該当広告のデータはすでに削除済みとされているため、そうした記述が残っていないかを見ておくと安心です。
また、旧版のV202510を選んで使い続けている場合は、2027年1月12日の提供終了までに新版へ移る必要があると考えられます。公式ページには移行手順の記載がなく、具体的な作業は今後の案内を確認する必要があります。
メールは、スクリプトを最後に承認したビジネIDに届きます。代理店に運用を任せている場合は、通知が担当者に届かず、気づくのが遅れることもあり得ます。
いま確認しておきたいこと
- 広告アカウントにスクリプトが登録されているかを、管理画面で確認します。登録がなければ、今回の発表への対応は不要と考えられます。
- 登録されているスクリプトごとに、現在選んでいるランタイムのバージョンを確認します。V202510を指定しているものは、期限が2027年1月12日です。
- 検索広告のスクリプトに、すでに終わった広告タイプを指定する記述が残っていないかを読み返します。
- 各スクリプトを最後に承認したビジネIDと、そのメールアドレスを確認します。代理店が承認している場合は、通知の受け取り先を共有しておきます。
- 2026年12月9日の公開後に、ディスプレイ広告のスクリプトについて案内される変更点を読み、使っている機能に当てはまるかを照らし合わせます。
出典
- LINEヤフー「LINEヤフー広告 スクリプト 新しいランタイム(V202612)のリリース、および旧バージョン終了のお知らせ」(2026年10月28日 公開)
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