上級ウェブ解析士の受講記録|88,000円は高い?講座内容と収益への効果【保有者】
上級ウェブ解析士認定講座を実際に受講した広告運用者が、88,000円という価格への本音・講座の進め方・修了レポート(提案書作成)の中身・学べる実務スキル・取得後に受注へつながった実体験までを正直にレビュー。初級との違いや向き不向きも解説します。
ℹ️ 本記事はアフィリエイトプログラム(一般社団法人ウェブ解析士協会)による収益を含みます。料金・制度は変わることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください(本記事は2026年7月時点)。
この記事のポイント
- 正直、最初は「88,000円は高いし資格商法っぽいな」と敬遠していました。でも受けてみたら納得の価格でした。
- 講座はWACAのオンラインシステムで、テキスト自己学習+課題提出+講師のフィードバック+オンライン授業で進みます。修了課題は「提案書を作る」体のボリュームあるレポートです。
- 学べるのは”ゴリゴリの実務”。事業分析のフレームワーク、GA4・GTMでの解析環境構築、GA4・ヒートマップから改善提案まで。
- 私は学んだフレームワークで作った資料が「しっかりした人だ」という評価につながり、追加受注=収益に直結しました。投資回収できた実感があります。

「88,000円は高い」と敬遠していた私が受講した理由
迷いの扉が開き、決断へと変わる瞬間
これも正直に書きます。上級ウェブ解析士は受講料が88,000円(税込)で、私は最初「高いし、ちょっと資格商法臭いな…」と敬遠していました。初級(ウェブ解析士)を受けたときと、まったく同じ本音です。
それでも、初級を受験した流れで上級講座まで受講してみました。結論は「受講する価値のある良い講座だった」。しかも学んだことが実務で収益に直結したので、レビューとして記録を残しておきます。同じように価格で迷っている人の判断材料になればと思います。
上級ウェブ解析士とは|初級との決定的な違い
初級(ウェブ解析士)が「ウェブマーケティング全般の知識を体系的に整理する」資格だとすると、上級ウェブ解析士は”ゴリゴリの実務”を学べるのが決定的な違いです。知識の整理ではなく、事業を分析して改善提案の形にする実践スキルにフォーカスしています。
講座の進め方(受講前の不安を先につぶす)
図1: 自己学習からオンライン授業までの4ステップ
「オンラインで88,000円分、ちゃんと学べるの?」という不安があると思うので、実際の進め方を書きます。学習はWACAが提供するオンラインシステム上で、次の流れで進みました。
- テキストを使った自己学習(自分のペースで)
- 課題の提出
- 課題へのフィードバック(講師から)
- オンライン授業
一方通行の動画視聴ではなく、課題提出とフィードバックが挟まる双方向型なのがポイントです。ここが「受けたら納得」につながった大きな理由でした。
修了レポートは「提案書を作る」体のボリューム
上級のヤマ場が修了レポートです。これは「ウェブ施策を先方に提案するための提案書を作成する」体で書くレポートで、正直かなりのボリュームがあります。レポート一枚一枚の内容が専門的で濃く、実務の提案書づくりそのものでした。
学習時間は、日頃からWebマーケティングに携わっている私でもトータル30時間以上かかりました。未経験の方だと相応に苦戦すると思います。
「恣意的に落とされる」心配は要らない
採点はウェブ解析士マスターの講師が担当します。私の体感では、しっかりフィードバックをくれて、恣意的に落とすようなことはなく、受講者が合格できるように指導してくれるスタンスでした。合否は最後のオンライン授業で教えてもらえます。「難しくて落ちたらお金が無駄になる」という不安は、あまり持たなくて大丈夫だと思います。
上級で身につく実務スキル
図2: 4つの実務スキルが1つの提案書に集約される構造
初級との違いは「知識」ではなく「実務」だと書きましたが、具体的には次のようなことを手を動かして学べます。
| 領域 | 学べる実務 |
|---|---|
| 事業分析 | ビジネスフレームワークを使った事業・課題の分析 |
| 解析環境構築 | GA4・GTMを使ったウェブ解析環境の構築の実践 |
| データ読解→改善 | GA4やヒートマップのデータを読み取り、サイトの改善提案まで落とす |
| アウトプット | 提案書としてまとめ切る力 |
これらは代理店・インハウスを問わず、そのまま現場で使えるスキルです。もう少し具体的に、それぞれが現場のどの場面で効くかを補足します。
- 事業分析:クライアントの商材・市場・競合を3CやSWOTのようなフレームで整理し、「そもそも何をKPIに置くべきか」から握れるようになります。広告の数字だけを見て一喜一憂する運用から、事業起点の提案に一段上がれる感覚です。
- 解析環境構築:GA4とGTMで「測りたいものを、正しく測れる状態」を自分で作れます。計測が壊れていることに気づけず数週間分のデータを溢す——という事故を、設計段階で防げるようになります。
- データ読解→改善提案:GA4やヒートマップの数字から「どこで・なぜ離脱しているか」を読み、改善案に落とすまでが一続きになります。「アクセスは増えたのにCVが増えない」のような相談も、分解の型があると原因の当たりが速くつきます。
- アウトプット:分析を、相手に伝わる提案書としてまとめ切る力。ここが弱いと、せっかくの良い分析も社内やクライアントの意思決定まで届きません。上級はこの「伝えて動かす」ところまでを訓練できるのが大きいです。
取得後、実際に収益へつながった話
学びが実を結び、収益へとつながる象徴
ここが私にとって一番の収穫でした。上級で学んだノウハウを、私はすぐに実務へ活かしています。
具体的には、講座で学んだフレームワークを使って提案資料を作り、それをもとに説明すると、資料の説得力が増すんです。結果として「しっかりした人だ」という評価をいただけて、追加の受注につながることがありました。つまり受講料が収益に直結した、ということです。
さらに言えば、ここで学んだ内容を自分の商材(コンサルやセミナー)にして収益を上げることもできると実感しました。88,000円は個人で払うと高いですが、学んだ技術を活かして稼げばペイできる——これが受講後の正直な感覚です。
正直なデメリット
- 受講料88,000円は、個人負担だと高額:ここは事実。ただしオンライン授業やレポート添削に人手がかかることを考えると、内容に対しては納得感のある価格でした。
- 年会費6,600円がかかる:初級と同じく、資格維持には年会費とフォローアップテスト合格が必要。金銭的な負担は続きます。
裏を返せば、学んだスキルで受注や単価アップにつなげられる人にとっては、十分回収できる投資だと考えています。
個人のキャリアアップと、法人の社員研修|2つの使われ方
上級ウェブ解析士は、受ける人の立場によって価値の出方が変わります。ここは申し込み前に整理しておくと判断がラクになります。
転職・キャリアアップを狙う個人にとっては、「提案書を書けるレベルの実務家」であることの客観的な証明になります。上級保有者は全国で約2,978人と、初級(約11,470人)より一段希少で、職務経歴書やクライアントへの信頼材料として効きます。未経験からWebマーケに入りたい人でも、初級→上級と進めば「同期より数歩先」のスタート地点に立てます。面接や商談では、資格名だけでなく「上級で何を作れるようになったか(提案・改善の実例)」まで語れると強いです。
社員に学ばせたい法人(マーケ責任者・経営者)にとっては、広告運用やアクセス解析の内製化・属人化解消の武器になります。「特定の担当者しかGA4を読めない」状態は、その人が抜けた瞬間に事業判断が止まるリスクそのものです。上級で共通言語と提案の型をチームに入れておけば、外注に丸投げせず社内で意思決定できる体制に近づきます。教育投資としては安くありませんが、外注コストの削減や意思決定スピードの向上で回収を考える種類の支出です。
いずれの立場でも、まずは受講資格や最新の日程・料金を 上級ウェブ解析士認定講座 の公式ページで確認するところから始めるのが確実です。
こんな人に向いている
- すでにWebマーケに携わっていて、体系的な知識の定着+追加提案につながるコンサル力を付けたい人
- 広告運用・LP改善で、事業全体を見た提案ができるようになりたい人
- 未経験でも本気で伸びたい人(内容は難しいですが、合格すれば同期より数歩進んだWebマーケターになれます)
前提として、上級の受講には初級(ウェブ解析士)の資格が必要です。まだの方は 初級の受験記録 から。
よくある質問
Q. 88,000円の受講料は高くないですか?元は取れますか?
個人負担だと高額なのは事実です。ただ私の場合は、学んだフレームワークで作った提案資料が評価され、追加受注につながって収益で回収できました。学んだスキルを実務で使える人なら、投資に見合うと考えています。
Q. 上級ウェブ解析士は独学で取れますか?
いいえ。上級は講座受講・課題提出・オンライン授業が認定プロセスに組み込まれているため、独学のみでは取得できません。独学が可能なのは初級までです。
Q. 難易度はどれくらいですか?落ちることはありますか?
暗記の難しさというより、提案書レポートを作り切る作業量とアウトプットの質が問われます。実務経験者でも30時間以上はかかりました。ただ講師が合格できるように指導してくれるスタンスなので、真面目に取り組めば恣意的に落とされる心配は少ないです。
Q. 修了レポートでは何を書くのですか?
「ウェブ施策を先方に提案するための提案書を作成する」体のレポートです。事業分析から改善提案までを一本にまとめる、実務の提案書そのもののような課題で、一枚一枚が専門的で濃い内容になります。
Q. 初級を取ったばかりですが、すぐ上級に進むべきですか?
実務でデータを扱う機会があるなら、記憶が新しいうちに流れで進むのは良い選択だと思います。手を動かす場面がまだ少ない場合は、初級の知識を少し実務で使ってから進むと、修了レポートの解像度が上がります。
Q. 転職や昇進で、上級ウェブ解析士は評価されますか?
「データで事業を語れる人材」の需要は高く、提案書レベルの実務ができる証明として効きます。ただし資格名だけで通るわけではありません。面接では「上級で何を作れるようになったか(提案・改善の実例)」まで語れると強いです。肩書きと中身をセットで示すのがおすすめです。
Q. 会社の研修として、社員にまとめて受けさせることはできますか?
可能です。法人会員・団体での受講についての相談も受け付けられています。チーム全体のデータリテラシーを底上げしたい、内製化を進めたい場合は、まず初級で共通言語を作り、コア人材に上級まで進んでもらう流れが現実的です。最新の団体受講の扱いは公式サイトで確認してください。
まとめ|「高い」を「投資」に変えられる講座
上級ウェブ解析士は、初級の知識を「実務で使える提案・レポート」に変える講座です。88,000円という価格に最初は身構えましたが、双方向で濃い内容を学べて、私の場合は学んだスキルが受注=収益に直結しました。学んだことを現場で使える人にとっては、十分回収できる投資だと思います。
最新の講座日程・料金・キャンペーンは 上級ウェブ解析士認定講座 の公式ページでご確認ください。まだ初級を取っていない方は ウェブ解析士(初級)の受験記録 から、資格全体の流れは ウェブ解析士とは? をどうぞ。
修了レポートを書き切るための段取り
修了レポートは「提案書を作る体のボリューム」なので、いきなり書き始めると途中で手が止まりやすいと思います。書き切るには、先に段取りを決めておくのがラクかなと。
1. 題材になるサイトを先に決める
いちばん最初に詰まりやすいのがここです。提案書の形にする以上、分析対象のサイトが必要になります。選ぶときは次の3点を見ておくと安心かなと。
- GA4などのデータを実際に見られるか:数字を見ずに書く提案は、どうしても一般論に寄ってしまいます
- 事業の中身をある程度説明できるか:事業分析のフレームワークを埋めるには、商材・顧客・競合の情報が要ります
- 外に出してよい情報か:実案件を使うなら、社名や固有の数値の扱いには注意が必要です。題材にできるサイトの条件は講座の案内で確認し、迷ったら事前に講師へ相談するのが確実だと思います
2. 「現状把握→課題→目標→施策→測定」の順で骨組みを作る
レポートの章立てを先に決めてから、中身を埋めていく方が進めやすいです。
- 事業と市場の整理(フレームワークで現状を把握する)
- データから見える課題(どこで・なぜ成果が落ちているか)
- 目標設定(KGI・KPIを何に置くか、その理由)
- 改善施策(課題とひもづいた打ち手と、優先順位)
- 効果測定の設計(何を、どう計測して検証するか)
骨組みの段階で「2の課題」と「4の施策」がつながっているかを確認しておくと、あとで大きく書き直さずに済むかなと。
3. フィードバックを反映する時間を最初から見込む
講座は双方向型なので、提出して終わりではなく、フィードバックを受けて直す工程があります。締め切りぎりぎりに初稿を出すと直す時間が足りなくなるので、スケジュールには修正の時間まで入れておくのが良いと思います。
つまずきやすいポイントと、その避け方
上級は暗記の難しさより「作り切る」難しさがある講座なので、つまずくポイントもそっちに寄りがちです。よくあるパターンを先に知っておくと、回避しやすいと思います。
フレームワークを「埋めて終わり」にしてしまう
3CやSWOTの表を埋めると、分析した気分になりやすいです。ただ提案書で見られるのは、そこから何を読み取って、次の施策にどうつなげたか。各フレームワークの最後に「つまり何が言えるか」を一行で書く癖をつけると、分析と提案がつながりやすくなるかなと。
課題と施策がつながっていない
「直帰率が高い」という課題に対して、関係の薄い「SNS運用を強化する」が並んでいる、みたいなズレは起きやすいです。施策ごとに「どの課題を、どの指標で改善するのか」を書き添えておくと、ズレに気づきやすくなります。
GA4・GTMを触る環境がない
解析環境の構築は手を動かして覚える領域なので、触れる環境がないと理解が浅いまま進んでしまいがちです。自分のブログや検証用のサイトでも良いので、GTMでタグを入れてGA4で計測を確かめる環境を事前に用意しておくと、講座の内容が頭に入りやすいと思います。
施策が抽象的なまま
「UIを改善する」「導線を見直す」だけだと、提案として弱くなります。「どのページの、どの要素を、どう変えるか」まで書くと、実務の提案書に近づくかなと。ヒートマップを使えるなら、クリックやスクロールの状況を根拠に添えると説得力が増します。
効果測定の設計が抜ける
施策を並べたところで力尽きて、「どう検証するか」が抜けるケースもよくあります。提案書は実行後に振り返れて初めて意味があるので、KPIの計測方法と見直すタイミングまで書いておくと、レポートとしての完成度が上がると思います。
- 資格・スキルアップ
ノーコードで足りるのか、コードを覚えるべきか|目的から逆算して決める
簡単な修正のたびに制作会社へ頼んで遅い、見積もりが妥当か分からない。そんな発注側・内製担当・学び直し個人に向けて、ノーコードで足りるかコードを覚えるかを目的から逆算して決める手順を解説します。
- 資格・スキルアップ
広告運用は代理店に任せ続けるべきか、内製に寄せるべきか|切り分けの判断軸
広告運用を代理店に任せ続けるか、社内に寄せるかで迷う経営者・担当者向けに、切り分けの判断軸を実務目線で整理。無料で始められる準備と、スクールや法人研修を検討すべき条件も解説します。
- 資格・スキルアップ
マンツーマンで教わることに何を期待すべきか|独学で埋まらない部分を切り分ける
簡単な修正も制作会社に頼んで遅い、見積もりの妥当性が判断できない、何から学ぶか決まらない。そんな方へ、WEBCOACHの公式案内も踏まえ、マンツーマンで教わることに期待できる範囲と独学で埋まらない部分を、外注・採用との比較も交えて整理します。