新宿のGoogle広告 コンバージョンの決め方|電話・予約・来店のどれを成果として数えるかと設定手順
新宿でGoogle広告を出す店舗向けに、電話・予約・来店・ルート検索のどれを成果として数えるかの決め方を判断表で整理。メインとサブの振り分け、通話時間のしきい値、二重計上の防ぎ方、設定手順までまとめました。
この記事のポイント
- 新宿のGoogle広告では、売上に最も近く月に件数が出る行動を1つだけメインのコンバージョンにし、残りはサブで観察するのが基本です。
- メインは「売上への近さ」「月間件数」「計測の確実さ」の3軸で決めます。件数が足りなければ、サブで観察して貯まってから格上げします。
- 通話コンバージョンの最小通話時間は既定の60秒に頼らず、自社の通話の詳細レポートの分布を見て決めます。
- 電話タップ・広告経由の通話・予約完了は同じ人が重複して数えられやすいため、メインは1系統に絞り、カウント方法も見直します。
電話は鳴っている、予約も入っている、Googleビジネスプロフィールには来店の数字まで出ている。それなのに、管理画面の「コンバージョン」が何を数えているのか説明できない。新宿で来店型・予約型の店舗を運営している方が、Google広告で最初につまずくのはここだと思います。
入札はコンバージョンを手がかりに学習します。つまり、何を成果と決めるかが、そのまま広告費の使われ方を決めます。この記事では、新宿のGoogle広告 コンバージョンの決め方を、電話・予約・来店・ルート検索の4候補について判断表で整理し、通話時間のしきい値や二重計上の防ぎ方まで、自社のアカウントで当日中に設定し直せる粒度で書きます。広告運用全体の流れは新宿のGoogle広告の全体像にまとめています。計測を決める位置づけを確認したい方は、先にそちらをご覧ください。

新宿のGoogle広告では電話・予約・来店のどれをコンバージョンにすべき?
新宿のGoogle広告では、売上に最も近く、月に十分な件数が出る行動を1つだけメインのコンバージョンにし、それ以外はサブで観察するのが基本です。複数を同じ重さで入札に使うと、学習が分散し、どの行動のために費用を使っているのか読めなくなります。
結論:メインは1つ、残りはサブ
メインのコンバージョンとは、Google広告の入札の最適化に使われる成果のことです。サブのコンバージョンは、レポートには表示されますが入札には使われません。管理画面では、各コンバージョンアクションの設定にある「コンバージョンに含める」の切り替えで分かれます。違いの詳細はコンバージョンの「含める」「含めない」の違いで扱っています。
サブに回しても数字は消えません。観察用に残しながら、入札だけ守る。この割り切りが、件数が少ないアカウントでは特に効きます。
新宿で件数が足りなくなりやすい理由(高CPCと競合密度)
新宿は、飲食、美容、クリニック、士業など同業が密集するエリアです。そのため、クリック単価が高くなりやすい傾向があると一般に言われます。予算が同じなら、クリック数が減り、コンバージョンの件数も減ります。
スマート自動入札は、件数が少ないと学習が安定しにくくなります。件数が少ない状況で「予約完了」のような深い行動だけをメインにすると、月に数件しか学習材料がない状態になりかねません。深い行動を狙うか、浅いが件数の出る行動で回すか。この判断が次章以降の中心です。
コンバージョンの候補にはどんな種類がある?電話・予約・来店・ルート検索の違い
店舗型ビジネスで候補になる行動は、電話・予約・来店・ルート検索の4種類で、それぞれ計測の仕組みと確実さ、数字が反映されるまでの遅れが違います。
| 候補 | 計測の仕組み | 確実さ | 反映の遅れ |
|---|---|---|---|
| 電話(広告経由の通話) | 電話番号アセットなどの通話を、最小通話時間を超えたら計上 | 高い(通話時間で絞れる) | 小さい |
| 電話(サイト上の番号への通話) | サイトのタグで通話を計測 | 中(タグの設置状況に依存) | 小さい |
| 電話(電話番号のクリック) | 番号をタップした時点で計上 | 低い(実際に通話したか不明) | ほぼなし |
| 予約完了 | 予約完了ページへの到達をタグで計測 | 高い | 小さい |
| 来店 | 来店の推定値(モデリングを含む) | 推定値 | 数日以上かかることがある |
| ルート検索など | ローカルアクションとして自動定義 | 意図の強さは中程度 | 1〜2日程度 |
電話:広告経由の通話・サイト上の番号への通話・電話番号のクリック
電話には3種類あります。広告経由の通話は、広告やアセットに表示された番号への通話で、通話時間で絞れます。サイト上の番号への通話は、サイトに載せた番号を押して発信された通話をタグで拾うもので、設置の手間がかかります。電話番号のクリックは、番号を押した時点で数えるだけです。
予約:予約完了ページと外部予約システム
自社サイトに予約完了ページがあれば、Googleタグマネージャー(またはGoogle広告タグ)で計測できます。外部予約システムに遷移する場合は、完了ページにタグを置けないことがあり、別の対処が要ります。
来店:来店コンバージョンの条件と推定値であること
来店コンバージョンとは、広告を見た人が実際に店舗へ来た件数をGoogleが推定したものです。実測ではなくモデリングを含む推定値で、利用には十分な来店データ量や住所アセットなどの条件があります。詳細は来店コンバージョンの利用条件と精度で整理しています。
ルート検索などのローカルアクション:自動で定義される
ローカルアクションとは、住所アセットをGoogleビジネスプロフィールと連携したときに、ルート検索・通話・ウェブサイト訪問などが自動でコンバージョンアクションとして定義される仕組みです。LP Agency(旧Logical Position)の解説では、これらは主に「すべてのコンバージョン」列に1〜2日遅れで入り、既定ではサブ扱いだと説明されています。日本でも、住所アセット連携後に見知らぬコンバージョンが増えたように見える原因の典型です。アセット側の設定は住所アセットと電話番号アセットの設定手順で詳しく扱っています。
どれをメインにするかはどう決める?3軸の判断表
図1: メインを決める3軸と段階設計
メインは「売上への近さ」「月間件数」「計測の確実さ」の3軸で決めます。3軸すべてが高い行動があればそれがメインです。そうでなければ、売上への近さを少し妥協してでも、件数と確実さを優先します。
業種別の判断例(飲食・美容・クリニック・士業)
以下は一般的な考え方であり、実際のメインは自社の月間件数で変わります。
| 業種 | メイン候補 | サブ候補 | 考え方 |
|---|---|---|---|
| 飲食 | ネット予約完了(予約が主流なら)/広告経由の通話 | ルート検索、来店 | 当日の来店意図が強いため、ルート検索を後で格上げする余地がある |
| 美容 | 予約完了 | 広告経由の通話 | 予約システム経由が主流なら予約完了が最も売上に近い |
| クリニック | 広告経由の通話(時間付き)/予約完了 | 電話番号のクリック、ルート検索 | 初診の電話予約が多い場合は通話が最も確実 |
| 士業 | 広告経由の通話(長めの秒数)/問い合わせ完了 | 電話番号のクリック | 相談は電話が主流で、短い通話は営業電話の混入が多い |
月間件数が足りないときの段階設計
月に数件しか出ない行動をメインにすると、入札の学習が不安定になりがちです。まず浅い行動(広告経由の通話、予約フォームの到達など)をメインにして学習を進め、深い行動(予約完了、来店)はサブで観察します。サブの件数が安定して貯まった段階でメインに格上げする。この順番が現実的です。補助的な行動を使った段階設計は、マイクロコンバージョンの設定手順も参考になります。件数の目安は媒体の公式ヘルプなどで案内されていますが、機能や条件は更新されるため、設定時点で必ず最新の案内を確認してください。
メインとサブで入札がどう変わるか
目標CPAを設定していれば、メインのコンバージョン1件あたりの費用がその目標に近づくように入札が調整されます。サブのコンバージョンは入札に使われません。目標CPAを動かしたいなら、動かしたい行動がメインに入っているか確認することが先です。
電話をコンバージョンにするときの設定手順と通話時間の決め方
通話の長さを見比べて線を引く
通話コンバージョンは、最小通話時間を自社の通話の分布から決めたうえで、広告経由の通話をメインにするのが基本です。Search Engine Journalが紹介したGoogleの発表では、通話コンバージョンは最小通話時間(既定60秒、変更可)を超えた通話だけを数える設計です。1秒に設定すると、間違い電話や営業電話も入札の学習対象になります。
通話レポートをオンにする
通話の詳細レポートを見るには、まず広告経由の通話を計測する設定が前提です。電話番号アセットを設定し、Google広告の「目標」からコンバージョンアクションを新規作成するときに、通話の種類として広告経由の通話を選びます。メニュー名や配置は更新されることがあるため、画面の表記は適宜読み替えてください。通話が計測されないときは通話コンバージョンが計測されない時の確認手順を見てください。
通話の詳細レポートで秒数の分布を見る
最小通話時間を決める手順は次の通りです。
- 通話の詳細レポートで、直近1〜2か月の通話を通話時間順に並べる
- 30秒未満、30〜60秒、60〜120秒、120秒以上の4つに分けて件数を数える
- 各帯の通話から数件ずつ、実際に予約や相談になった通話を店舗側の記録(予約台帳など)と照らす
- 予約や相談に至った通話の最短ラインを、最小通話時間の目安にする
予約の申込みが短い通話で済む店では、60秒だと取りこぼします。逆に、相談の導入に時間がかかる士業では、90〜120秒でも良い場合があります。大事なのは、60秒という既定値を自社の通話に当てはめて確認することです。
電話番号のクリックはサブにする理由
電話番号のクリックは、押した時点で数えるだけで、実際に通話したかは分かりません。誤タップや、押してすぐ切った場合も含まれます。メインに置くと、通話に至らないクリックまで学習されます。サブで観察用に残し、メインは通話時間付きの計測にするのが安全です。
予約をコンバージョンにするときの設定手順
予約をコンバージョンにするなら、予約完了のページや画面をタグで拾い、完了時にだけ発火させるのが基本です。予約フォームの表示や入力開始を数えると、完了していない人まで成果になります。
予約完了ページがある場合
自社サイトに「ご予約ありがとうございました」のような完了ページがあるなら、設定は比較的単純です。
- Googleタグマネージャーで、完了ページのURLを条件にしたトリガーを作る
- Google広告のコンバージョンアクション(ウェブサイト)を作り、タグを紐づける
- 公開前にプレビューで、完了ページを開いたときだけ発火するか確認する
- 管理画面のステータスで、計測が有効になっているか確認する
併用しているGA4があれば、GA4のイベントをGoogle広告にインポートする方法もあります。ただ、同じ行動をGoogle広告タグとGA4インポートの両方でメインにすると二重計上になるため、どちらか一方に絞ります。
外部予約システムでタグが入らない場合
外部予約システムの完了画面にタグを置けない場合は、次のような選択肢があります。システム側がタグ設置やクロスドメイン計測に対応していればそれを使い、対応していなければ、サイト上の「予約ボタンのクリック」を代替指標にします。ただしクリックは完了ではないため、サブ扱いにするのが無難です。詳細は予約システム経由のCVが計測できない時の対処で扱っています。
海外では、予約や成約に至った通話をCRMやコール分析ツールで判定し、値付きでインポートする運用が広がっていると、Googleのヘルプなどで紹介されています。日本でも、予約台帳で電話からの予約件数を追えている店なら、オフラインコンバージョンインポートを小さく始められます。ただしネイティブの通話コンバージョンとインポートした通話を両方メインにすると二重計上になります。どちらか一方だけをメインにしてください。
来店やルート検索は成果として数えてよい?
来店やルート検索は、条件を確認したうえで、まずサブで観察し、メインにするかは慎重に決めるのが基本です。来店は推定値で、ルート検索は来店の意図を示すものの、実際に来た人数とは限らないからです。
来店コンバージョンが自動で入っていないかの確認
Google広告の「目標」のコンバージョン一覧を開き、来店や店舗への訪問に関するアクションが入っていないか確認します。入っていた場合、「コンバージョンに含める」がオンか、メインとして扱われているかを見ます。
WebProNewsは、来店コンバージョンが広告主の操作なしに有効化されるケースがあると報じています。来店は推定値でモデリングを含むため、メインに入ったまま放置すると、実際の来店や売上と合わない成果で最適化が進むリスクがあります。日本で一律に自動有効化されるかは確認できていないため、あくまで参考情報です。ただ、自社のメイン設定を棚卸しする理由にはなります。
Search Engine Roundtableによると、2025年2月末から、来店目標のP-MAXやスマートキャンペーンは、検索やマップなどローカル意図の強い面を重視し、ディスプレイやYouTubeのビュースルー由来の来店を絞る方針に変わりました。件数は減りCPAは上がる見込みで、Googleはローカルアクションを目標に足すことを推奨しています。来店をP-MAX(来店目標)の成果にするなら、件数が減っても質の高い数字に変わる前提で、目標CPAを見直す必要があります。
ルート検索を検索キャンペーンの入札に使う条件
LP Agencyの解説では、ローカルアクションのうち検索キャンペーンで入札に使えるのはルート検索のみです。使う条件は次の通りです。
- 住所アセットがGoogleビジネスプロフィールと連携されている
- ルート検索のアクションがコンバージョン一覧に出ている
- メインにする場合、「コンバージョンに含める」をオンにする
飲食のように当日の来店意図が強い業種では、ルート検索をメインにする価値があります。一方、予約が必須の美容やクリニックでは、ルート検索は予約前の確認行動にすぎないことも多く、サブに留めた方が安全です。
電話タップと予約完了が二重に数えられるのを防ぐには?
二重計上は、同じ人の行動が複数のコンバージョンアクションに入ることで起きます。防ぐには、メインを1系統に絞り、カウント方法を行動の性質に合わせて選び、列の読み分けを徹底します。
典型的な組み合わせは次の通りです。
- 電話番号のクリック+広告経由の通話+予約完了を、すべてメインにしている
- ネイティブの通話コンバージョンと、インポートした通話をどちらもメインにしている
- ローカルアクションの通話と、広告経由の通話が重なっている
カウント方法を「1件」と「すべて」で選ぶ
カウント方法とは、同じクリックから複数の行動があったときに、何件として数えるかを決める設定です。「1件」は、1回の広告クリックにつき1件だけ数えます。予約や問い合わせのように、1人1回が基本の行動に向いています。「すべて」は、発生した分すべてを数えます。購入のように、1人が複数回行うことに意味がある行動向けです。
店舗の予約や電話は、通常は「1件」が適しています。「すべて」にしていると、1人が何度も電話をかけたり、予約画面を再読み込みしたりするだけで件数が膨らみます。
「コンバージョン」列と「すべてのコンバージョン」列の見分け方
「コンバージョン」列は、メインに設定されたアクションだけを集計します。入札の判断はこの列を見ます。「すべてのコンバージョン」列は、サブやローカルアクションまで含みます。観察用の列です。この2つの数字が大きく違うとき、サブやローカルアクションが数字を押し上げています。違いの読み方は「コンバージョン」と「すべてのコンバージョン」の違いで補足しています。
設定後の1か月で何を確認する?
1か月後、数字が揃ってひと安心
設定後の1か月は、最初の2週間で計測が動いているかを確認し、後半の2週間で件数と質を見てサブからメインに格上げするかを判断します。毎日数字を見て入札を触るのは避けてください。
1〜2週目:計測が動いているか
この時期に見るのは成果の良し悪しではなく、数字が入っているかどうかです。
- 各コンバージョンアクションのステータスが「有効」になっているか
- 広告経由の通話の件数が、店舗側の着信記録と極端にずれていないか
- 予約完了の件数が、予約台帳と近い水準か
- 「コンバージョン」列と「すべてのコンバージョン」列の差が、想定した範囲か
ローカルアクションは反映に1〜2日かかるため、数字がすぐ出なくても慌てなくて構いません。
3〜4週目:件数と質を見て格上げを判断
サブで観察している行動が、メインに格上げできる状態かを見ます。見る条件は次の3つです。
- 月間件数が、入札の学習に必要な水準に近づいているか(媒体の最新の案内で確認)
- 実際の予約や来店との対応関係が、店舗側の記録から確認できるか
- 二重計上が起きていないか
格上げするなら、メインを入れ替えたあとの1〜2週間は目標CPAを大きく動かさないでください。コンバージョンの定義が変わると、CPAの水準そのものが変わるからです。来店をメインにする場合は、件数が減りCPAが上がる前提で目標を引き直します。
よくある質問
Q:Google広告のコンバージョンは複数設定してもいい?どれをメインにすべき?
複数設定は可能です。ただし、入札に使うメインは、売上に近く件数が出る1つに絞るのが基本です。残りはサブにして、レポートで観察します。件数が足りない間は浅い行動をメインにし、深い行動が貯まったら格上げします。
Q:通話コンバージョンは何秒以上で数えるのがいい?
既定は60秒です。ただし、60秒が最適とは限りません。自社の通話の詳細レポートで秒数の分布を見て、予約や相談になる通話の長さから決めてください。短い予約受付が多い店は短めに、相談の導入が長い業種は長めに調整します。
Q:来店コンバージョンはどんな店でも使える?
使えません。十分な来店データ量や、住所アセットなどの条件が必要です。来店は推定値でもあるため、メインにするかどうかは慎重に判断し、まずサブで実際の予約件数と照らして確認するのが安全です。
Q:電話番号のクリックはコンバージョンに入れるべき?
入れるならサブです。実際に通話したかが分からないため、入札に使うメインには向きません。広告経由の通話や、通話時間付きの計測をメインにしてください。
Q:ルート検索がコンバージョンに入っていて数字が増えているのはなぜ?
住所アセットとGoogleビジネスプロフィールの連携で、ルート検索などのローカルアクションが自動で定義されるためです。メインかサブかをコンバージョン一覧で確認し、入札に使うかどうかを意図して決めてください。
真策堂では、こうした観点で、新宿の店舗のコンバージョン設計や計測の見直しについてご相談を受けています。いま何がメインに入っているのか整理したい、という段階からでも構いません。
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