真策堂
· ニュース

Google Ads API v26が公開、ローカルサービスP-MAXの必須項目などが変更

Google Ads API v26が2026年10月14日に公開されました。ローカルサービス向けP-MAXの必須項目、拡張コンバージョンの設定項目、ホテル向け入札調整の名称変更など、API連携ツールを使う方に関わる内容をまとめます。

本記事は2026年10月14日付のGoogle公式発表にもとづく、2026年10月16日時点の情報です。仕様は変更されることがあるため、実際の運用前に公式ヘルプの最新情報をご確認ください。

この記事のポイント

  • Google Ads API(広告を外部のプログラムから操作する仕組み)の新版v26が2026年10月14日に公開されました。
  • ローカルサービスP-MAXの作成時に、国コードと掲載IDの指定が必須になりました。
  • 拡張コンバージョン(リード)の有効化項目が削除され、新しい設定項目に一本化されました。
  • ホテル向けの入札調整の項目名が、旅行系の他の業種にも使える名称に変わりました。

何が変わったのか

2026年10月14日、Googleは広告を外部のプログラムから操作するための仕組み「Google Ads API」の新しいバージョン、v26を公開しました。公式ブログの投稿ページには公開の告知とラベルだけが載っています。変更の詳細は、Google Ads APIのリリースノートに記載されています。

利用者の作業に影響する変更は主に3つあります。1つ目は、ローカルサービス向けのP-MAXキャンペーンを作成するときの設定です。国コード(country_code)が任意から必須に変わりました。あわせて掲載ID(listing_id)も新たに必須とされています。

2つ目は、拡張コンバージョンの設定項目です。「enhanced_conversions_for_leads_enabled」という項目が削除され、代わりに「enablement_setting」を使う形になりました。

3つ目は、ホテル向け入札調整の項目名です。たとえば「hotel_check_in_day」は「start_day_of_week」に変わりました。宿泊日数を表す項目も、「泊」ではなく「日」を単位とする名称になりました。リリースノートによると、条件のID、配信の挙動、すでに設定済みの入札調整は変わりません。ホテル関連のエラー理由6種類も、旅行業種共通のものに置き換わりました。

このほか、Demand Genの通貨ごとの1日最低予算の取得、Search Liftの計測レポート用の項目、EUの政治広告に関する申告ルールの更新なども追加されています。v25やv26の提供終了日は、リリースノートには記載されていません。

そもそもGoogle Ads APIとは

Google Ads APIは、Google広告の管理画面を使わずに、プログラムから広告の作成・変更・レポート取得を行うための窓口です。広告代理店の管理ツールや、自社開発の自動入稿ツール、レポートの自動作成の仕組みなどが利用しています。

この窓口は番号付きのバージョンで提供されています。新しい版では、項目名の変更や削除によって、古い版向けに作られたプログラムの書き方が通用しなくなる場合があります。今回のv26にも、そうした変更が含まれています。

P-MAXは、検索・動画・マップなどへの配信をGoogleの自動化に任せるキャンペーンです。拡張コンバージョンは、問い合わせなどの成果を計測するときに、メールアドレスなどをハッシュ化(元に戻せない形に変換)して送り、計測の精度を補う仕組みです。ローカルサービス広告は、地域の事業者が問い合わせ獲得を目的に出す広告です。

広告運用の現場にどう影響するか

管理画面だけで運用している場合、今回の変更を直接意識する場面は多くないと考えられます。影響が出るのは、APIを使うツールを利用または開発している場合です。

ツールの提供元がv26に対応するまでは、従来のバージョンで動き続けると考えられます。ただし、旧バージョンをいつまで使えるかは、今回の公開情報からは分かりません。公式では明記されていません。

自社や代理店がツールを自作している場合は、確認が必要です。ローカルサービスP-MAXを新規作成する処理に国コードと掲載IDの指定が入っていないと、v26に移行した時点でエラーになる可能性があります。拡張コンバージョンの設定を読み書きする処理も、削除された項目を参照していると動かなくなる可能性があります。

ホテル向けの入札調整を扱う処理は、項目名の置き換えが必要です。挙動は変わらないとされているため、作業は名称の修正が中心になると考えられます。

EUの政治広告の申告については、一部のキャンペーンで申告項目が任意になりました。リリースノートによると、条件の追加と同時でなければ作成できないキャンペーンもあるため、まとめて送信する形に直す必要が出る場合があります。

いま確認しておきたいこと

まず、自社のAPI連携ツールがどのバージョンで動いているかを、開発担当者や代理店に確認しておくと安心です。管理画面のみで運用している場合は、この確認は不要です。

次に、ローカルサービスP-MAXを自動で作成している場合は、国コードと掲載IDを送る処理があるかを確認します。

3つ目は、拡張コンバージョンの設定を扱うコードの中に「enhanced_conversions_for_leads_enabled」という文字列が残っていないかの検索です。残っていれば「enablement_setting」への置き換えが必要です。

4つ目は、ホテル広告を扱っている場合の、旧名称(hotel_check_in_day など)の検索です。ホテルのエラー処理も、新しいエラー理由に合わせて見直します。

5つ目は、移行前にGoogle公式のアップグレードガイドと廃止予定の一覧を読み、対応の期限を把握しておくことです。

出典

Contact

広告運用・マーケティングのご相談はこちらから
お問い合わせフォーム・公式LINEのどちらでもOK