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新宿のGoogle広告 地名キーワードの広告グループの分け方|西新宿・新宿三丁目・駅名を4分類で束ねる

新宿でGoogle広告を出すとき、西新宿・新宿三丁目・駅名を広告グループにどう分けるか。LPと広告文が変わるかと月間クリック量で決める判断表、4分類の型、グループ間の重複を除外で整理する手順、スマート入札・AI Maxでの扱いまで解説します。

この記事のポイント

  • Google広告の地名キーワードは、地名の数ではなく「LPと広告文が変わるか」で広告グループを分けるのが基本です。
  • 新宿の地名は「地名なし/近くの/主要地名/その他の地名」の4分類に振り分けると、管理と評価が両立します。
  • 月間クリックが少ない町名は「その他」にまとめ、量が増えた地名から単独グループへ昇格させる運用が現実的です。
  • 地名なしグループには主要地名を除外キーワードで入れ、検索語句レポートで重複を確認するところまでを一式で行います。

「西新宿」「新宿三丁目」「新宿駅」「歌舞伎町」と地名を足していくうちに、広告グループが40を超え、どのグループが効いているのか誰にも説明できなくなる。新宿で店舗やサービスを持つ会社のGoogle広告アカウントでは、こうした状態に陥りがちです。かといって全部を1つに束ねると、今度は広告文もランディングページも地名に合わなくなります。

この記事の答えは、地名ごとに機械的に分けるのをやめ、「LPと広告文が変わるか」と「月間クリック量が足りるか」の2軸で決める、というものです。以下では、Google広告の地名キーワードを広告グループへ振り分ける基準を、新宿の町名・駅名に当てはめて整理します。読み終えたら、自社アカウントを4つの型に組み替え、グループ間で重複する語句を除外で整理できる状態を目指します。

どの地名を登録するかという選定は新宿のGoogle広告のキーワード選定に任せ、ここでは「登録したあとの束ね方」だけを扱います。

新宿の地名キーワード、広告グループの分け方

地名キーワードは広告グループをどう分ければいい?結論は「LPと広告文が変わるか」で決める

分けるか束ねるかの判断ツリー 図2: 分けるか束ねるかの判断ツリー

Google広告の地名キーワードは、使うランディングページと広告文が同じなら同じ広告グループに、変わるなら別の広告グループに置くのが基本です。地名そのものが違うことは、分ける理由になりません。

広告グループとは、同じ広告文とランディングページを共有するキーワードの集まりです。ここに「西新宿」と「新宿三丁目」を入れるか分けるかは、遅かれ早かれ誰もが迷います。迷ったときの物差しを、最初に1本持っておくのが近道です。

Googleの公式指針:同じLP・CRなら同じ広告グループ

Google 広告ヘルプの「Account structure best practices to get the most out of AI」では、同じランディングページやCR(広告文)を使うキーワードは同じ広告グループに、同じ予算や目標を持つキーワードは同じキャンペーンにまとめるよう案内されています。1キーワード1広告グループ(SKAG)は、テーマ別のグループへ統合する方向が推奨されています。

新宿に置き換えると、「西新宿 整体」と「新宿三丁目 整体」が同じ料金表・同じ予約ページに着地し、見出しも「新宿の整体」で足りるなら、2つを分ける根拠は弱いということです。逆に、西新宿は法人向けの出張プラン、新宿三丁目は駅近の個人向けプランでLPが違うなら、分ける意味があります。

地名で分けすぎるとスマート入札の学習が分散する

もう一つの理由は入札です。スマート自動入札は、コンバージョンのデータが集まるほど精度が上がります。Googleのヘルプでは、分割しすぎるとスマート入札がグループごとに別々の最適化をすることになり、効率が落ちると説明されています。

月に数クリックしかない町名を単独グループにしても、学習に使えるデータは育ちません。管理画面の行が増えるだけで、評価もできない。分けすぎの弊害は、運用負荷と学習の分散の両方に出ます。

新宿の地名キーワードを4つの広告グループに振り分ける方法

地名キーワードの4分類と昇格ルート 図1: 地名キーワードの4分類と昇格ルート

新宿の地名キーワードは「地名なし」「近くの」「主要地名」「その他の地名」の4つに分けると整理できます。この型は、米国のランディングページ制作ツールを提供するUnbounceが、ローカル検索のPPC運用の拡大手法として紹介している分類です。量の少ない地名は「その他」にまとめ、トラフィックが増えたら単独グループへ昇格させる、という考え方が軸になっています。

日本市場に当てはめても、この発想はそのまま使えると考えます。新宿は町名・駅名・通称が細かく入り組むため、全部を個別に扱うか全部を一括にするかの二択になりやすく、中間の型が効くからです。

地名なし(例:整体 肩こり)

地名を含まない検索語句を受けるグループです。「整体 肩こり」のように、場所を指定しない検索が対象になります。ここに地域ターゲティングで新宿を指定して配信します。

このグループの要点は、地名を含む検索語句を持ち込ませないことです。地名入りの検索は後述する地名側のグループで受けたいので、除外キーワードで整理します。

近くの・駅近(例:近くの整体、駅近)

「近くの」「駅近」「徒歩」といった、場所を相対的に指す語を集めるグループです。地名はありませんが、検索者は「いま近くにいる」という強い意図を持っています。地名なしグループとは、広告文で訴える内容が変わります。

軸にするのは、徒歩分数や駅からの近さです。見出しに駅出口・徒歩分数を入れる手順と相性がよく、地名なしグループと混ぜない理由もここにあります。

主要地名の単独グループ(例:西新宿、新宿三丁目)

クリック量が十分にあり、LPや広告文を出し分ける価値がある地名だけを、1地名1グループにします。新宿駅、西新宿、新宿三丁目、歌舞伎町あたりが候補になるでしょう。地名の中に「新宿駅 東口」のような出口表現を含めるかは、LPで出口別の案内を用意できるかどうかで判断します。

その他の地名(例:代々木、東新宿、新宿御苑前)

商圏には含まれるが、単独で運用するほどの量がない地名を、まとめて受けるグループです。代々木、東新宿、新宿御苑前などが典型です。個別の評価はあきらめ、グループ全体で成果を見ます。ここから伸びてきた地名を昇格させる流れは、次のセクションで扱います。

4分類の役割を表にまとめます。

分類代表的な語句広告文の軸運用の目的
地名なし整体 肩こりサービスの強み場所を問わない需要の受け皿
近くの近くの整体、駅近徒歩分数・駅近近接意図の取りこぼし防止
主要地名西新宿、新宿三丁目町名・駅名・出口量が多い地名を個別に評価
その他の地名代々木、東新宿、新宿御苑前新宿エリア全般少量の地名を束ねて評価

西新宿・新宿三丁目・新宿駅は別グループにすべき?判断表で決める

LPと広告文が変わるか、二人で確認 LPと広告文が変わるか、二人で確認

西新宿・新宿三丁目・新宿駅を別グループにするのは、LPと広告文が実際に変わり、かつ月間クリックが一定以上ある地名だけで足ります。どちらか一方でも満たさないなら、束ねるか保留です。

判断は次の表で行います。クリック量の目安は業種や予算で変わるため、ここでは「学習に使えるコンバージョンが月にどれだけ出るか」を基準に、自社の数字で置き換えてください。

月間クリックが多い月間クリックが少ない
LP・広告文が変わる単独グループにするLPだけ先に用意し、「その他」で様子を見る(保留)
LP・広告文が同じ束ねる(地名なしや同系統のグループへ)「その他」にまとめる

LPと広告文が変わる地名だけを単独にする

「変わる」とは、ファーストビューと見出しの両方を地名に合わせて書き分けるという意味です。LPの冒頭に「西新宿駅から徒歩3分」と書けるのか、それとも全地名で同じ文面なのか。書き分けない地名は、グループを分けても成果は変わりません。

よくある失敗は、広告グループだけ増やして広告文もLPも据え置きにすることです。これでは、レポートの行が増える以外に何も起きません。

月間クリックが少ない地名は「その他」にまとめる

少量の地名は、遠慮なく「その他」に束ねてください。目安として、1グループあたり月に数十クリックを下回る状態が続くなら、独立させる価値は薄いと考えます。数字はあくまで一般論で、自社のコンバージョン率から逆算して決めるのが確実です。

量が増えたら単独グループへ昇格させるルール

昇格のルールは先に決めておきます。例えば「検索語句レポートで、その地名の語句が2〜3か月続けて一定のクリックを超え、かつLPを書き分ける準備ができたら昇格」といった具合です。ここで言う昇格とは、「その他」のキーワードを新しい広告グループへ移し、元のグループでは新グループの地名を除外キーワードに追加する作業を指します。

移した直後は、元グループに残った履歴と新グループの数字が混ざって見えます。比較は少なくとも数週間おいてから行うほうが安全です。

広告グループ間で検索語句が重複したときの除外キーワードの入れ方

広告グループ間の重複は、「受け皿にしたくないグループ」に、「受けさせたいグループの地名」を除外キーワードで入れて整理します。グループを分けても、検索語句は思い通りに振り分けられるとは限りません。

米国のLocal Search Forumには、近隣都市名の完全一致キーワードが互いの検索語句にマッチした事例の投稿があります。対処として、地名語を別々の広告グループに置き、ほかのグループでは除外キーワードに入れる方法が紹介されています。ただし、米国の古い事例で、Googleの公式見解ではありません。日本語の地名で同じことが起きるとは限らないため、参考情報に留め、自社アカウントの検索語句レポートで実際に確かめるのが筋です。

地名なしグループに地名語を除外する

地名なしグループには、主要地名とその他の地名の語句を除外キーワードとして登録します。「西新宿」「新宿三丁目」「新宿駅」などを入れることで、地名入りの検索が地名側のグループに流れやすくなります。

除外キーワードのマッチタイプは、フレーズ一致を軸にします。完全一致で入れると、「西新宿 整体 おすすめ」のように語が追加された検索を拾えません。逆に部分一致は、除外としては意図しない範囲に及ぶことがあるため、使う場合は慎重に扱います。

主要地名グループどうしの重複を確認する

「新宿駅 西口」と「西新宿」のように、語が部分的に重なる地名は、どちらのグループに検索語句が着地しているかを見ます。重なりが見つかったら、広告文を出し分けたいほうに、もう一方の語句を除外で寄せます。

商圏外の地名を断るための除外は、役割が別です。隣の駅名・エリア名を除外するかの判断表と、ここで扱うグループ間の除外は混ぜずに管理すると、後から見て意図が読み取れます。

検索語句レポートで重複を見つける手順

手順は3つです。

  1. 管理画面の「分析情報とレポート」から検索語句レポートを開き、期間を直近1〜3か月にして、広告グループの列を表示します。
  2. 地名を含む検索語句で並べ替え、同じ語句が複数の広告グループに出ていないかを探します。
  3. 想定と違うグループに入っていた語句を、除外キーワードに追加するか、キーワード側で調整します。

修正後は、数週間おいてもう一度同じレポートで確認します。一度で終わらせず、定期点検の項目に入れるのが長続きのコツです。

広告文とLPを地名グループごとに変えるには

地名グループごとに最低限そろえるのは、広告の見出しと、LPのファーストビューに入れる町名・駅名の表記です。ここが合っていなければ、グループを分けた意味が出ません。

地域の挿入で町名が出せない理由

地域の挿入とは、ユーザーの所在地や関心地域に合わせて、広告文に市区町村名などを自動で差し込む機能です。Google 広告ヘルプの「About location insertion」によれば、差し込める粒度は市・都道府県・国までで、町名や駅名は対象外です。新宿区内の「西新宿」「新宿三丁目」は、自動挿入では出せません。

だから、町名・駅名を広告文に出したいなら、広告グループかカスタマイザで出し分ける必要があります。広告グループを分ける実務上の理由の一つです。

カスタマイザと固定見出しを使い分ける

出し分けの方法は、地名の数と更新頻度で選びます。

  • 主要地名が3〜4つで、見出しを丁寧に作り込みたい: 広告グループごとに、レスポンシブ検索広告の見出しへ町名・駅名を固定で入れる。
  • 「その他の地名」のように語が多く、文面が似ている: 広告カスタマイザで、地名の部分だけを差し替える。

固定見出しは文面を細かくコントロールできる代わりに、グループ数に比例して作業が増えます。カスタマイザは作業が軽い反面、日本語の語尾や助詞との相性で不自然になることがあるため、プレビューで確認してください。

どちらの場合も、LP側のファーストビューには広告と同じ地名を入れます。見出しの地名とLPの冒頭が食い違うと、離脱の原因になりやすいと言われています。

スマート入札・AI Maxを使うときは広告グループをどう扱う?

スマート入札やAI Max for 検索を使う場合でも、LPと広告文を出し分けたい地名には、広告グループの分割が今も有効です。ただし、自動化の恩恵を受けるには、構造を簡素にする方向で検討します。

Googleの検索プロダクト責任者が出演したポッドキャスト「Ads Decoded S1E2: Account structure and consolidation」では、統合そのものが目的ではないと説明されています。スマート入札やAI Maxで構造を簡素にできる一方、組み替えは優先度の低いキャンペーンで先に試すよう勧められています。日本の運用現場でも、成果の中心になっているキャンペーンでいきなり構造を変えない、という慎重さは妥当です。

グループを統合するときは段階的に移行する

統合は、次の順で進めます。

  1. 優先度の低いキャンペーン、またはクリックの少ない「その他」系のグループから先に束ねる。
  2. 数週間、コンバージョン数と検索語句レポートを見て、極端な悪化がないか確認する。
  3. 問題がなければ、主要地名の統合を検討する。主要地名は、LPが違う限り統合しない。

一度に全部を束ねると、スマート入札が再学習に入り、成果が不安定になる可能性があります。また、悪化したときに原因が構造変更なのか季節要因なのかを切り分けられなくなります。

AI Maxで地名なしの検索語句に広がるときの確認点

AI Max for 検索とは、キーワードの範囲を超えて関連する検索に広告を拡張し、広告文やLPの出し分けも自動化する機能群です。有効にすると、地名なしグループに地名入りの検索語句が入ったり、逆に主要地名グループに地名なしの語句が入ったりする可能性があります。

確認するのは、検索語句レポートでグループをまたぐ語句が増えていないか、です。増えているなら、除外キーワードを追加するか、拡張の対象から外す設定を検討します。「AI Maxを入れたからグループ分けは不要」とは言えません。

既存アカウントを組み替える手順

棚卸しから順に、組み替えを進める 棚卸しから順に、組み替えを進める

既存アカウントの組み替えは、棚卸し、4分類への割り当て、除外の設計、段階的な移行、検証の順で進めます。いきなりグループを動かすのではなく、まず現状を一覧にしてください。

  1. 棚卸し: 広告グループとキーワードを書き出し、グループごとに直近3か月のクリック数・コンバージョン数・使っているLPをスプレッドシートに並べる。
  2. 4分類への割り当て: 各キーワードを地名なし/近くの/主要地名/その他に振り分け、前述の判断表で単独グループにする地名を決める。
  3. 除外の設計: 地名なしグループ、「その他」グループ、主要地名グループそれぞれに、入れる除外キーワードを先に一覧化する。
  4. 移行: 優先度の低いキャンペーンから実行する。新しいグループを作ってキーワードを移し、元のグループでは移動した語句を一時停止または削除する。広告文とLPの表記もこのタイミングで合わせる。
  5. 検証: 2〜4週間後に、検索語句レポートでグループ間の重複とコンバージョンの動きを確認する。

アカウント全体の設計に話を広げたい場合は、アカウント構造のリファクタリングも参考になります。キャンペーン単位での分割と入札の話は駅名キーワード設計と入札調整に、そもそもの検索意図ごとに広告グループを分ける理由は基礎編にまとめています。

なお、この記事で触れた画面名や機能は2026年時点の情報です。管理画面の名称は変更されることがあるため、実際の操作はGoogle広告ヘルプで最新の表記を確認してください。

よくある質問

Q:地域ターゲティングを新宿にしていても、キーワードに地名を入れる必要はありますか?

役割が違うため、両方を使うのが基本です。地域ターゲティングは広告の配信先を決める設定で、地名キーワードは「西新宿の整体を探したい」という検索意図そのものを受ける設定です。ターゲティングだけでは、地名を含む検索への訴求や、町名ごとの広告文の出し分けができません。

Q:地名ごとに1キーワード1広告グループを作るのは今でも有効ですか?

Googleは、1キーワード1広告グループよりもテーマ別グループへの統合を推奨しています。量の多い主要地名だけを単独グループにし、それ以外は「その他の地名」にまとめるのが現実的です。

Q:西新宿と新宿三丁目を同じ広告グループにしても問題ありませんか?

LPと広告文が同じで、クリック量が少ないなら、束ねて問題ありません。訴求が違う、あるいはどちらも十分な量があって別々に評価したい場合は、分けてください。

Q:「近くの」が付いた検索語句は地名グループに入れるべきですか?

地名がないため、別グループにするのが基本です。広告文は地名ではなく、徒歩分数や駅近といった近さを軸に書きます。

Q:AI Maxを有効にすると広告グループ分けは意味がなくなりますか?

LPと広告文の出し分けには、今も有効です。ただし、AI Maxでは検索語句がグループをまたぐことがあるため、検索語句レポートで想定外の流入が増えていないかを確認し、必要に応じて除外キーワードで整理してください。

地名キーワードの束ね方は、アカウントの規模や業種、LPの用意状況で最適解が変わります。真策堂では、こうした観点から広告グループの棚卸しや組み替えのご相談を受けています。自社のアカウントでどこから手を付けるべきか迷われている場合は、お気軽にお問い合わせください。

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